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森正の人たち

柴山 和之

みかげ塗り担当

柴山 和之

KAZUYUKI SHIBAYAMA

こんな仕事をしています

「みかげ塗り」とは無着色の和紙を染め上げ、その揉み和紙の皺(しわ)の強弱のある陰影を利用して立体的に表現したデザインに、漆塗りの加飾手法と近代特殊塗装との組み合わせによって鮮やかで強靭な鏡面艶出し塗装に仕上げる技法の事です。
他の材料からでは決して得られない美しさは、ワンアンドオンリー、真似することができないオリジナリティあふれる逸品として多くの方にご支持頂いています。森正では「阿波の名工」の戎谷有輔をはじめとした5人の職人によって制作しています。

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仕事をするうえで心がけていること

みかげ塗りの作品をつくる上で大切なポイントはたくさんありますが、なかでも品質面に直結してくるのが温度管理です。塗料が硬化するためには25℃前後が最適と言われています。夏場などは大変ですが、この条件から外れた環境では乾き難くなったり、塗り肌が悪かったり等の支障が出てくるため注意を払っています。
今後は素材の魅力を生かすというベースを守りながら、レーザーで加飾した作品やデザイナーとのコラボレーション作品なども増やしていく予定です。ますます進化するみかげ塗りを楽しみにしていて下さい。